最終更新日:2026年2月17日
マウスピース矯正中に歯がしみる…知覚過敏の原因と対処法を解説

「マウスピース矯正を始めてから、冷たい水がしみるようになった」
「矯正中に知覚過敏になったら、治療は中断しなきゃいけないの?」
「矯正中に知覚過敏になったら、治療は中断しなきゃいけないの?」
このような不安を抱えていませんか?
矯正中に歯がしみる症状の多くは知覚過敏によるものです。歯が動くことによる一時的な刺激や、IPRの影響など、矯正治療特有の理由で発生することが珍しくありません。
そこで本記事では、マウスピース矯正で知覚過敏が起こる4つの原因や、自宅ですぐに実践できる5つの対処法、予防策まで解説します。

歯科技工士
栗城 大知
東北歯科技工専門学校を卒業後、アライン・テクノロジー・ジャパン・トリート合同会社にて矯正シミュレーション作成に従事し、社内トップ1%のの成績を収める。その後、Oh my teeth導入クリニック理事長の熱意と実力、経営陣のビジョンに惹かれ、スカウトを経てOh my teethへ参画。確かな技術と経験をもとに、高品質な矯正シミュレーションの作成を担う。
目次
- マウスピース矯正中の知覚過敏は珍しくありません
- Oh my teethではこんなサポートをしています
- マウスピース矯正で知覚過敏が起こる4つの原因
- 原因①:歯の移動による一時的な刺激
- 原因②:IPR(ディスキング)処置後の神経過敏
- 原因③:歯茎が下がって歯根が露出している
- 原因④:マウスピース装着による口腔内環境の変化
- 【歯科医師監修】知覚過敏を和らげる5つのセルフケア
- ①知覚過敏用の歯磨き粉を使う
- ②正しいブラッシング方法を見直す
- ③刺激の強い飲食物を避ける
- ④MIペーストでエナメル質を強化する
- ⑤マウスピースの正しい装着と取り扱いを心がける
- 知覚過敏を予防してマウスピース矯正を続けるためのポイント
- 毎日の歯磨き習慣を見直す
- 酸性の飲食物の摂りすぎに気をつける
- 遠慮せずに歯科医師に相談する
- マウスピース矯正中の知覚過敏でよくある質問
- Q.知覚過敏があっても矯正治療は続けられますか?
- Q.知覚過敏用の歯磨き粉はどのくらい使い続ければ効果が出ますか?
- Q.ワイヤー矯正よりマウスピース矯正の方が知覚過敏になりやすいですか?
- Q.アタッチメント周辺がしみるのは正常ですか?
- 正しい知識とケアでマウスピース矯正を続けよう
マウスピース矯正中の知覚過敏は珍しくありません

知覚過敏とは、冷たいものや歯ブラシの刺激で歯がしみる症状のことを指します。マウスピース矯正中に生じる知覚過敏の症状には、こんなものがあります。
- 冷たい飲み物を口にした途端、歯が「キーン」としみる
- 歯ブラシを当てると鋭い痛みが走る
- 冬の冷たい空気を吸い込んだだけで前歯がうずく
エナメル質の下にある象牙質には「象牙細管」という細かな管が神経に向かって伸びています。
エナメル質が薄くなったり、歯が動くことによって内側の象牙質が露出したりすると、神経に刺激が伝わり、しみる感覚を引き起こすわけです。
知覚過敏の場合、刺激がなくなれば数秒から十数秒ほどで痛みがスッと引くのが特徴で、この場合は過度な心配は必要ありません。
一方でむし歯は、刺激がなくても鈍くズキズキと痛み続ける傾向があります。
もし痛みがしばらく収まらないなら、むし歯や歯髄炎の可能性も考えられるため、早めに歯科医院へ相談しましょう。
Oh my teethではこんなサポートをしています
矯正中に「しみるけど大丈夫かな…」と不安になること、ありますよね。Oh my teethでは、LINEで24時間いつでも相談OK。ドクター監修のサポートチームが、症状を丁寧にヒアリングした上で対応しています。
実際のサポート例
- 「しみる感じはありますか?」「痛みのある歯は前から何番目ですか?」など、症状を細かく確認
- 必要に応じて、知覚過敏用の歯磨き粉(シュミテクトなど)の使用をアドバイス
- 症状が続く場合は、かかりつけ医での受診をご案内
📩 Oh my teethユーザーから実際に寄せられた声「銀歯にアルミホイル当てるようなキーンとする痛みだったのですが、3日くらいで消失しました」「知覚過敏用の歯磨き粉に変えたところ最近は気にならなくなりました。痛みはないです」
「ちょっと気になる」レベルでも気軽に相談できるから、不安を抱えたまま過ごさなくて済むのがOh my teethの安心ポイントです。
マウスピース矯正で知覚過敏が起こる4つの原因

マウスピースを使い始めてから歯がしみるのには、次のような原因が挙げられます。
原因①:歯の移動による一時的な刺激
矯正治療は、歯に弱い力を加えて少しずつ理想の位置へ動かしていく仕組みです。
歯が動く過程で歯茎に覆われていた部分が露出し、外部からの刺激を受けやすくなります。
さらに、もともと歯が重なり合っていた場合、並びが整ってくると今まで隠れていた歯の面が空気や飲み物に触れるようになります。
初めて外部にさらされた部分は敏感なため、一時的にしみを感じても不思議ではありません。このタイプの知覚過敏は歯がしっかり移動を終えれば自然と収まっていく傾向にあります。
原因②:IPR(ディスキング)処置後の神経過敏
IPRとは、歯を並べるスペースを確保するために、歯と歯の間を細いヤスリで削る処置のことです。
Oh my teethの場合は、1ヶ所・1回あたり最大0.5mm程度 歯の表面を削ります。
削るのはエナメル質のごく表面だけなので、歯の健康への悪影響は基本的にありません。
ただし、エナメル質が薄くなった直後は神経が過敏に反応しやすく、冷たい水でしみることがあります。
症状は数日〜1週間程度で落ち着くケースが多いです。
原因③:歯茎が下がって歯根が露出している
矯正期間中は「むし歯にならないように」と歯磨きを頑張りすぎてしまう方もいます。しかし力を入れすぎたブラッシングは、歯茎を傷つけて後退させる原因になりえます。
もともと歯茎が薄い方や、歯周病のリスクを抱えている方は特に注意が必要です。
歯茎が下がると、エナメル質で覆われていない歯根(象牙質そのもの)が露出します。冷水はもちろん、歯ブラシが触れただけでも神経にダイレクトに刺激が伝わってしまいます。
原因④:マウスピース装着による口腔内環境の変化
マウスピースを長時間装着していると、歯の表面がマウスピースで覆われるため、唾液が歯面に行き渡りにくくなります。
唾液には口の中を洗い流す作用だけでなく、溶け出したミネラルを歯に戻す「再石灰化」を促す働きがあります。
この機能が低下すると、歯の表面が乾燥し、外部からの刺激に対して敏感になりやすい状態が続いてしまいます。
【歯科医師監修】知覚過敏を和らげる5つのセルフケア

ここでは、マウスピース矯正中に知覚過敏の症状が出たときに実践しやすいケア方法を5つ紹介します。
①知覚過敏用の歯磨き粉を使う
ドラッグストアで手に入る知覚過敏用の歯磨き粉を使用しましょう。「シュミテクト」などには硝酸カリウムや乳酸アルミニウムといった成分が配合されています。
これらは露出した象牙細管の入り口をカバーし、神経への刺激伝達をブロックしてくれます。ただし即効性があるわけではなく、毎日継続して使うことが大切です。
②正しいブラッシング方法を見直す
「きれいに磨かなきゃ」という意識が強すぎると、つい歯ブラシをゴシゴシ押し当ててしまいがちです。しかし過度な力は、エナメル質を削り、歯茎を傷つける原因になります。
ポイントは、鉛筆を持つように軽く歯ブラシを握ること。毛先が広がらない程度のやさしい力で、小刻みに動かして磨きましょう。「やわらかめ」の歯ブラシを選ぶと、歯茎への負担がさらに軽減できます。
③刺激の強い飲食物を避ける
アイスクリーム、炭酸飲料、柑橘系のフルーツ、ワインや酢などは歯に強い刺激を与えるため、症状が出ている間は意識的に控えてみてください。
どうしても冷たい飲み物を口にしたいときはストローを使い、歯に直接当たらないよう工夫するのも一つの手です。
うがいをぬるま湯で行うだけでも、しみる感覚はかなり軽くなります。
④MIペーストでエナメル質を強化する
MIペーストは歯科医院やネット通販で購入できる、歯の再石灰化を促進するペーストです。
牛乳由来の「CPP-ACP(リカルデント)」という成分が含まれており、カルシウムやリンを歯に届けてエナメル質を強化する働きがあります。
使い方は、就寝前の歯磨き後に指やトレーを使って歯の表面に塗布し、3分ほど置いてから軽くゆすぐだけ。知覚過敏が気になる箇所を重点的に塗ると、しみにくくなったと感じる方もいます。
⑤マウスピースの正しい装着と取り扱いを心がける
知覚過敏のリスクを減らすには、そもそも歯に余計な負担をかけないことも重要です。
マウスピースの着脱時に無理やり引っ張ったり、お湯で洗って変形させてしまったりすると、フィット感が悪くなって特定の歯に過度な力がかかる原因にもなります。歯科医師の指示に従い、丁寧に扱いましょう。
知覚過敏を予防してマウスピース矯正を続けるためのポイント
セルフケアで症状をやわらげつつ、知覚過敏を悪化させない・再発させないための生活習慣も押さえておきたいところです。マウスピース矯正が終わるまで快適に過ごすために、以下の3点を意識してみてください。
毎日の歯磨き習慣を見直す
歯ブラシは「やわらかめ」を選び、歯磨き粉の量は小豆大で十分です。フッ素配合の歯磨き粉を使うと、エナメル質の強化が期待できます。
力任せに磨く必要はなく、1本1本の歯を意識しながら、優しく丁寧にブラッシングする習慣を身につけましょう。
酸性の飲食物の摂りすぎに気をつける
柑橘類や炭酸飲料、スポーツドリンク、ワインなどは酸性度が高く、習慣的に摂取していると歯のエナメル質が溶ける「酸蝕症」を招くことがあります。
酸性の飲み物を飲んだ後は水で口をゆすぎ、約30分ほど経ってから磨くのが理想です。
遠慮せずに歯科医師に相談する
矯正中も知覚過敏の症状を伝えれば、歯科医院では以下のような対応を検討してくれます。
- しみ止め薬の塗布
- マウスピースの調整
- レーザー治療
「症状が長引いて心配」「セルフケアを試しても改善しない」という方は、かかりつけの歯科医院へ相談してみてください。
Oh my teethなら、LINEでいつでもドクターに相談できます
「わざわざ歯医者に行くほどじゃないかも…」「でもちょっと気になる…」そんなときも、Oh my teethならLINEで気軽に相談できます。
【実際のやりとり】

このように、症状を伝えるとドクターに確認した上で具体的なアドバイスがもらえます。一人で不安を抱えず、気になったらすぐ相談できる環境があるのは心強いですよね。
マウスピース矯正中の知覚過敏でよくある質問

最後に、マウスピース矯正中の知覚過敏についての疑問をQ&A形式でお答えします。
Q.知覚過敏があっても矯正治療は続けられますか?
続けられます。知覚過敏は矯正治療中に起こりうる一時的な症状であり、適切な処置を行いながら治療を進めることが十分可能です。
Q.知覚過敏用の歯磨き粉はどのくらい使い続ければ効果が出ますか?
一般的には1〜2週間ほど継続使用すると、症状の軽減を実感する方が多いようです。即効性を期待できるものではないため、効果が出ないからとすぐにやめず、毎日の歯磨きで根気よく使い続けることが大切です。
Q.ワイヤー矯正よりマウスピース矯正の方が知覚過敏になりやすいですか?
そうとは限りません。マウスピース矯正は弱い力で少しずつ歯を動かす設計になっており、一般的には痛みや知覚過敏が起こりにくいとされています。
とはいえ、どの矯正方法であっても歯を動かす以上は知覚過敏が起こる可能性はあります。
Q.アタッチメント周辺がしみるのは正常ですか?
アタッチメントとは、マウスピースの力を効率よく歯に伝えるために歯の表面に接着する小さな突起のことです。
装着時にエナメル質の表面処理を行うため、一時的に周辺がしみることがあります。多くの場合は数日で落ち着きますが、しみる症状が長引くようであれば担当医に伝えてください。
正しい知識とケアでマウスピース矯正を続けよう
マウスピース矯正中の歯のしみは、歯の移動や一時的な刺激による知覚過敏であることが多く、過度な心配は不要なケースがほとんどです。
知覚過敏用の歯磨き粉の使用や、ブラッシング圧の見直し、MIペーストの活用といったセルフケアを取り入れることで、辛い症状をやわらげることができます。
ただし、痛みが長引く場合やズキズキとした痛みが続く場合は、虫歯などのトラブルが隠れている可能性もあります。
自己判断でマウスピースの使用を中断して後悔しないためにも、違和感があれば早めに担当の歯科医師に相談し、理想の歯並びを目指していきましょう。
\ マウスピース矯正を始めるなら、まずは無料診断から /
Oh my teethでは、歯型の3Dスキャンとレントゲン検査を含む初回診断が無料で受けられます。

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