ホワイトニング
最終更新日:2025年12月19日
ホワイトニングはしない方がいい?歯がもろくなる噂と「受けていい人・やめた方がいい人」の判断基準

「ホワイトニングって、しない方がいいの?」
そう感じて検索している方の多くは、
- 歯に悪そう
- しみそう
- 自分はやっていいのか分からない
という不安を抱えているのではないでしょうか。
実は、ホワイトニングは「やってはいけない施術」なのではなく、「口の状態や方法によって向き・不向きが分かれる施術」です。
つまり大切なのは、
- どんな人がしない方がいいのか
- どんな方法ならリスクが高いのか
- 医療機関ではどう判断されるのか
を正しく知ること。
この記事では、「ホワイトニングをしない方がいい人・してもいい人の判断基準」を軸に、安心して選択するためのポイントを分かりやすく解説します。

目次
- ホワイトニングをしない方がいい人一覧
- 【種類別】ホワイトニングのリスク比較
- 「ホワイトニングはしない方がいい」と言われる5つの理由
- ①痛み・知覚過敏が起こることがあるから
- ②歯の状態によって危険なケースがあるから
- ③歯茎に刺激が出ることがあるから
- ④色戻りしやすい・期待との差が出ることがあるから
- ⑤もろくなる説があるから
- ホワイトニングで歯がもろくなるって本当?誤解の正体
- 脱灰→再石灰化のしくみ
- ペリクルが剥がれるが自然に再生する
- 安全性のエビデンス
- ホワイトニングをしない方がいい人・してもいい人の判断基準
- 虫歯・歯周病がある人
- 強い知覚過敏の人
- 人工歯が多い人
- 妊娠・授乳中
- 無カタラーゼ症
- 光線過敏症
- 自己流で強い薬剤を使いたい人は危険
- 安全にホワイトニングを受けるには?医療機関で注意すべきポイント
- カウンセリングで確認すべきこと
- 施術後に守るべき注意点
- メンテナンスで白さをキープする方法
- 市販・サロンの“自己流ホワイトニング”で起こるトラブル
- 海外製ホワイトニング薬剤のリスク
- 効果が弱い、もしくは刺激が強すぎるという両極端な問題
- 歯科医師が介在しないこと自体が最大のリスク
- 医療機関で受けられるホワイトニングは安全?
- 歯科医師の事前チェックで「しない方がいいケース」を排除できる
- 正しい薬剤濃度・照射方法が管理されている
- 痛みや知覚過敏が出た場合も、その場で対処できる
- 事前に「どこまで白くなるか」を共有できる
- Oh my teethのオフィスホワイトニングが“選ばれている理由”
- Oh my teethのオフィスホワイトニングなら「しない方がいい人」でも相談できる
ホワイトニングをしない方がいい人一覧
以下に当てはまる方は、ホワイトニングを「慎重に」検討する必要があります。
□ 虫歯・歯周病がある
□ 強い知覚過敏がある
□ 被せ物・差し歯が多い
□ 妊娠中・授乳中
□ 無カタラーゼ症
□ 光線過敏症
□ 自己流・海外薬剤で行いたいと考えている
詳しい理由は「ホワイトニングをしない方がいい人・してもいい人の判断基準」で解説します。
【種類別】ホワイトニングのリスク比較
ひとくちにホワイトニングと言っても、日本で行われているものにはいくつかの種類があり、それぞれリスクや安全性がまったく異なります。まずは、それぞれの特徴を簡単に比較してみましょう。

まず、オフィスホワイトニングは歯科医院で行う方法です。「過酸化水素」という効果の高い薬剤を使用するため、一時的に知覚過敏が出ることがありますが、濃度や照射時間は歯科医師・衛生士が管理します。トラブルが起きても即座に対応できるため、安全性は高いと言えます。
次に、ホームホワイトニングは、歯科医院でマウスピースと薬剤(主に過酸化尿素)を処方してもらい、自宅で行う方法です。歯科医師の指導のもとで始められますが、毎回の施術は自分で行うため、薬剤の量を間違えると痛みが出るリスクがあります。
一方、サロンなどで行うセルフホワイトニングは、医療行為ではありません。そのため漂白成分は使えず、ポリリン酸などのクリーニング成分が主となります。「思ったより白くならない」という効果への不満や、歯茎トラブルが起きても自分自身で判断しなければならない点がネックです。
注意が必要なのが、市販・海外製品です。ネット通販などで様々な濃度の製品が手に入りますが、成分も安全性もバラバラ。すべて自己責任となるため、知覚過敏や歯肉炎、色ムラなどのトラブルが起きても対処が遅れ、重症化しやすいリスクがあります。
このように、ホワイトニングは方法によって「誰が安全を管理するか」が大きく異なります。特に安全性やトラブル対応の観点では、医療機関が関与するホワイトニングが一つの基準になることが分かりますね。
「ホワイトニングはしない方がいい」と言われる5つの理由

では、なぜ世間では「ホワイトニングはしない方がいい」という声が聞かれるのでしょうか?ここでは主な5つの理由を深掘りしていきましょう。
①痛み・知覚過敏が起こることがあるから
ホワイトニングの薬剤が作用する際、歯の表面を覆っているタンパク質の膜(ペリクル)が剥がれるため、一時的に歯が敏感になり、知覚過敏のような症状が出ることがあります。
特に目に見えないような、歯の傷や割れがある場合は、薬剤がその隙間から入り込み、ズキッとした痛みを引き起こすことも。また、痛みが出ていない初期の虫歯でも、薬剤に触れれば強烈にしみることがあります。
②歯の状態によって危険なケースがあるから
すべての歯がホワイトニングに耐えられるわけではありません。例えば、象牙質が露出しているようなすり減った歯や、大きな亀裂が入っている歯に薬剤を使用するのはリスクが伴います。
健康なエナメル質があってこそのホワイトニングですが、自分の歯が健康な状態かどうかをご自身で判断するのは至難の業。状態が悪いのに無理に行うことで、「やめればよかった」という後悔につながってしまうのです。
③歯茎に刺激が出ることがあるから
「歯茎がヒリヒリして痛かった」「白くただれてしまった」というトラブルも、しない方がいいと言われる理由の一つです。これは、ホワイトニング剤が歯茎に付着してしまうことで起こります。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングであれば、事前に保護剤で歯茎をガードするためリスクは低いでしょう。しかし、自分で行うホームホワイトニングで薬剤を入れすぎたり、市販の製品を使ったりした場合、薬剤が漏れ出して歯茎を傷めてしまうことがあります。
④色戻りしやすい・期待との差が出ることがあるから
「高いお金を払ったのに、すぐ色が戻ってしまった」というのも、よくある不満の一つです。残念ながら、ホワイトニングの効果は永久的なものではありません。
即効性のあるオフィスホワイトニングは、白くなるのが早い分、色の後戻りも比較的早い傾向にあります。また、施術直後の歯は着色しやすい状態なので、カレーやコーヒーなどの食事制限を守らないと、あっという間に色が戻ってしまいます。
「もっと長持ちすると思っていた」という期待とのギャップが、ネガティブな口コミにつながっているのです。
⑤もろくなる説があるから
「薬剤で歯が溶けるから、もろくなる」という噂を聞いたことがある方もいるでしょう。ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素などの成分名を聞くと、なんとなく怖いイメージを持つ方もいるかもしれません
しかし、これは大きな誤解です。歯科医師の管理下で適切な濃度で使用される限り、歯がボロボロになることはありません。この「歯がもろくなる」という誤解については、次の章で医学的な視点から解説します。
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ホワイトニングで歯がもろくなるって本当?誤解の正体

「ホワイトニングをすると歯がもろくなる」という噂を耳にして、不安を感じている方も多いでしょう。結論から言うと、正しく管理された医療ホワイトニングで歯がもろくなることはありません。
脱灰→再石灰化のしくみ
ホワイトニングを行うと、薬剤の作用で歯の表面のミネラルバランスが一時的に変化します。これを「脱灰(だっかい)」と呼びます。脱灰という言葉だけ聞くと歯が溶けているように感じるかもしれませんが、これは一時的な現象にすぎません。
私たちの歯には、唾液中のカルシウムやリンを取り込んで元の状態に戻ろうとする「再石灰化」という自己修復機能が備わっています。
医療ホワイトニングでは、再石灰化で修復できる範囲内に薬剤の濃度や照射時間をコントロールしています。つまり、一時的に表面が変化しても、すぐ元に戻るよう計算されているのです。
ペリクルが剥がれるが自然に再生する
先ほども触れましたが、ホワイトニング直後は「ペリクル」という保護膜が剥がれた状態になります。この時、冷たいものがしみたり、歯が少しざらついたように感じたりすることがあるため、「歯が弱くなってしまったのでは?」と錯覚しやすいのです。
しかし、ペリクルは唾液の成分によって数時間から24時間程度で自然に再生します。膜が戻れば、歯を守る機能も元通りになります。
安全性のエビデンス
日本の歯科医院で使用されているホワイトニング薬剤(過酸化水素や過酸化尿素)は、厚生労働省が医療用途として認可した成分が中心です。
海外の学術論文や研究においても、「適切な濃度と時間で使用される過酸化物含有ホワイトニング剤は、エナメル質の構造的強度に悪影響を与えない」という報告が多数なされています。つまり、科学的にも安全性は裏付けられているのです。
問題が起きるとすれば、薬剤のせいではなく、安全基準を超えた自己流の使用や、海外製の高濃度製品を乱用した場合です。これらについては、後ほどのリスク解説で詳しく触れていきます。
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ホワイトニングをしない方がいい人・してもいい人の判断基準
では、「どんな人がホワイトニングをしない方がいいのか」の判断基準を見ていきましょう。「絶対にダメ」というわけではなく、「医療機関なら対応できる」というケースも多々あります。

虫歯・歯周病がある人
虫歯や歯周病がある状態でホワイトニングを行うのは、基本的にNGです。
虫歯の穴や歯周病で下がった歯茎から薬剤が内部に侵入し、激しい痛みを引き起こしたり、神経に炎症を起こしたりする危険があるからです。
特に、冷たいものがしみる、歯茎から出血がある場合は要注意。「虫歯があるから一生ホワイトニングできない」わけではありません。まずは治療を優先し、口内環境が整ってからホワイトニングを行うのが鉄則です。歯科医院なら治療計画の中にホワイトニングを組み込むことができます。
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強い知覚過敏の人
もともと知覚過敏の症状が強い方も判断が必要です。
薬剤の刺激が追い打ちをかけ、痛みが生活に支障をきたすレベルになる恐れがあります。普段の歯磨きやうがいの水でさえ毎回しみるような場合は、ホワイトニングを控えた方が無難でしょう。
ただ、軽度であれば、しみ止め薬を併用したり、濃度の低い薬剤を選んだりして実施できることもあります。
人工歯が多い人
前歯に差し歯や詰め物(コンポジットレジン)が多い場合も注意が必要です。ホワイトニング剤は天然の歯には作用しますが、セラミックやプラスチックなどの人工物は白くできません。
天然歯だけが白くなり、人工歯の色が浮いてしまって「まだら」になる可能性があります。「危険」というよりは、「仕上がりに後悔するリスク」が高いケースです。
このような場合、ホワイトニング後に、白くなった天然歯に合わせて詰め物や被せ物をやり直す必要があります。
妊娠・授乳中
妊娠中や授乳中の方は、ホワイトニングを避けるのが一般的です。
ホワイトニング剤が胎児や乳児に悪影響を与えるという明確な研究結果はありませんが、逆に「安全である」という確証もまだ確立されていません。
ホルモンバランスの変化で歯肉炎になりやすい時期でもあるため、時期をずらすことが推奨されます。
このほか、15歳未満はホワイトニングを避けましょう。15歳未満は歯が未成熟なため、過酸化水素や過酸化尿素といった成分が影響を与える可能性があるためです。ただし薬剤に含まれる成分によってはホワイトニングが可能なこともあります。
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無カタラーゼ症
これは絶対に行ってはならない禁忌事項の一つです。
無カタラーゼ症とは、過酸化水素を分解する酵素(カタラーゼ)が体内に不足している病気です。ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素を分解できず、体内に蓄積されて組織を壊死させる危険性があります。
非常に稀な疾患ですが、自分が該当するかどうかは事前に医師による診断が必要です。
光線過敏症
オフィスホワイトニングでは、薬剤の効果を高めるためにLEDライトなどを照射することがあります。
光線過敏症の方は、強い光によって皮膚や粘膜に異常が出る可能性があります。無カタラーゼ症と同様に事前の申告が必須です。光を使わないホームホワイトニングなら可能なケースもあります。
自己流で強い薬剤を使いたい人は危険
「歯医者は高いし、ネットで海外の強力な薬を買って自分でやろう」もしそう考えている方がいたら、はっきりお伝えします。その方法は非常に危険です。
SNSや通販サイトでは、海外製の高濃度ホワイトニング剤が簡単に手に入ります。「海外製なら真っ白になる」という口コミも魅力的でしょう。しかし、欧米人と日本人ではもともとの歯の質が違います。海外の基準で作られた薬剤は、日本人の歯には刺激が強すぎて、歯茎が焼けただれたり、耐えがたい激痛が起きたりするリスクが非常に高いのです。
何より恐ろしいのは、「今の自分の歯が強力な薬に耐えられる状態か」を誰も診断してくれないという点です。
もし、自分では気づかない初期の虫歯や、目に見えない歯のヒビがあったらどうなるでしょうか?最悪の場合、歯の神経が死んでしまい、一生後悔することになりかねません。
医療ホワイトニングの価値は、歯を白くすることだけではありません。歯科医師が事前にお口の状態を確認し、適切な管理を行うことにあります。大切な歯を守るためにも、まずは歯科医師による診断を受けることをおすすめします。
安全にホワイトニングを受けるには?医療機関で注意すべきポイント
ホワイトニングを行う前に不安がある場合は、事前に行われるカウンセリングで相談してみましょう。事前に注意事項がわかっていれば、対処もしやすくなります。
カウンセリングで確認すべきこと

ホワイトニング前のカウンセリングでは、あらかじめ質問する項目を決めておくのがおすすめです。
- どれくらいの白さを目指せるのか
- 歯にしみることはあるのか
- 効果はどれくらい持続するのか
- ホワイトニングの種類や値段
ホワイトニング前に気になることを質問することで「思ってたものと違った」など、後悔やトラブルを防ぐことができます。また、ホワイトニングの特性を知ることで“歯に悪い”という不安が解消されるでしょう。
以下の記事でもホワイトニングの仕組みや、種類別の費用相場を紹介しています。あわせて参考にしてくださいね。
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施術後に守るべき注意点
ホワイトニング後は、飲食やメンテナンスについて注意事項があります。事前にこれらの注意事項を把握しておけば、「すぐに色戻りしてしまった」と言う後悔を避けられるでしょう。
ホワイトニング直後に避けた方がいいもの
【酸性の食品】
- 炭酸飲料
- スポーツドリンク
- 柑橘系の食品
- 酢
- アルコール類
- ヨーグルトなど
ホワイトニング直後はペリクルが剥がれて過敏な状態なため、刺激物には十分注意しましょう。
ホワイトニング後の刺激や色戻りが不安な方には、クリニックで受けるオフィスホワイトニングもおすすめです。
歯茎を保護しながら、適切な濃度の薬剤を専門家が扱うため、安全性に配慮した施術が受けられます。
Oh my teeth導入クリニックではオフィスホワイトニングが4,980円でできるライトプランをご用意。ぜひご利用ください。
ホワイトニング後24時間は避けた方がいいもの

ホワイトニング後24時間は、以下のような着色しやすい飲食物を避けましょう。
【着色しやすいもの】
- コーヒー
- 茶(紅茶・緑茶・烏龍茶など)
- 赤ワイン
- カレー
- チョコレート
- ブドウ
- キムチ
- トマトソースなど
メンテナンスで白さをキープする方法
ホワイトニングの効果を持続させるために、自分で行う「セルフケア」や、クリニックで行う「クリーニング」や「定期検診」を受けることが重要です。
セルフケア
ホワイトニング後は、飲食をしたあとは色移りを防ぐため、すぐにうがいをしましょう。うがいができないときは、水を飲むのも効果的です。
また、歯磨きをする際、歯磨き粉選びも大切なポイント。歯磨き粉は以下のようなものがおすすめです。
- 研磨剤不使用
- コーティング剤配合
- 知覚過敏を抑える薬用成分配合
研磨剤は歯の表面を傷つけ、色戻りの原因になります。コーティング剤配合の歯磨き粉を使って歯の表面をツルツルに保ち、歯への負担や着色を防ぎましょう。
クリニックによっては、ホワイトニング専用の歯磨き粉や、知覚過敏専用の歯磨き粉の取扱っていることも。ホワイトニング後のセルフケアでおすすめのアイテムがあるかどうか、窓口で尋ねてみるのもよいでしょう。
クリーニング

ホワイトニングの効果を持続するためには、日頃のセルフケアに力を入れることも大切です。しかしどんなにセルフケアを頑張っていても、取りきれない汚れは発生します。
そのため定期的にクリニックでクリーニングを受け、ステインや黄ばみを取り除いてもらうことも大切。セルフケアでは残ってしまう汚れが除去でき、白さが保てるでしょう。
定期検診
クリニックではクリーニングだけでなく、定期検診も同時に行ってもらえます。定期的に通うことで虫歯や歯周病があっても早期発見でき、歯の健康維持につながります。
歯の白さを保つために再ホワイトニング(リタッチ)の時期についても、相談して決めていきましょう。
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市販・サロンの“自己流ホワイトニング”で起こるトラブル

手軽さや安さを求めて、市販グッズやサロン、個人輸入でのホワイトニングを検討している方もいるかもしれません。しかし、「ホワイトニングはしない方がいい」というネガティブな評判の多くは、こうした医療機関以外でのトラブルが多いです。ここでは、自己流ホワイトニングで起こるトラブルを見ていきましょう。
海外製ホワイトニング薬剤のリスク
インターネットを使えば、海外製の強力なホワイトニング剤(ジェルやテープ)を個人輸入で購入できてしまいます。しかし、日本では、高濃度の過酸化水素は「毒劇薬」に近い扱いを受け、歯科医師の管理下でしか使用できません。しかし海外製品の中には、日本人の薄いエナメル質には強すぎる濃度のものが存在します。
日本語の説明書がないことも多く、使用量や時間を誤ると、激しい知覚過敏や歯茎の化学熱傷を引き起こします。
「海外製だから危険」なのではなく、「歯科医師の管理なしに劇薬を使うことが危険」なのです。
効果が弱い、もしくは刺激が強すぎるという両極端な問題
一方で、日本のドラッグストアで買える市販品や、セルフホワイトニングサロンで使用される薬剤には、法規制により歯を漂白する成分が含まれていません。あくまで表面の汚れを落とす程度です。
陥りやすいのは、「全然白くならない」と焦り、使用頻度を自己判断で極端に増やしてしまうケースです。歯が白くなるどころか、摩擦や刺激でエナメル質が傷つき、知覚過敏になったり、かえって着色しやすくなったりしてしまいます。
「効かないからもっとやる」という悪循環が歯の寿命を縮めてしまうのです。
歯科医師が介在しないこと自体が最大のリスク
市販・サロンの自己流ホワイトニングの問題点は、「施術をしていい口の状態か」を誰もチェックしてくれないことです。
歯科医院であれば、施術前に必ず虫歯や目に見えないヒビ(クラック)の有無を確認します。しかし、自己流ではそれを見逃したまま薬剤を使用してしまいます。もし痛みが出ても、原因が分からないまま我慢して続け、気づいた時には神経を抜くほどのトラブルになっていることも少なくありません。
ホワイトニングのリスクの本質は、薬剤そのものにあるのではなく、「管理されていない状態で使用すること」にあります。市販やサロンは手軽そうと思えるかもしれませんが、それは安全性の判断をすべて自分で背負うということでもあります。
「ホワイトニングをしない方がいい」と感じて後悔した人の多くは、自己流のリスクに当てはまっているケースが非常に多いのです。
医療機関で受けられるホワイトニングは安全?

ここまで読んで、「自己流は怖いけれど、やっぱり歯を白くしたい」と感じた方もいるでしょう。そんな方にとっての現実的な選択肢が、歯科医師の管理下で行うオフィスホワイトニングです。
歯科医師の事前チェックで「しない方がいいケース」を排除できる
医療機関では、いきなりホワイトニングを始めることはありません。まず歯科医師や歯科衛生士が口腔内をチェックし、「虫歯はないか」「歯にヒビはないか」「知覚過敏のリスクはどの程度か」を確認します。
もしリスクが高いと判断されれば、ストップをかけることができます。このやらないという判断ができることこそが、医療機関ならではの安全性です。
正しい薬剤濃度・照射方法が管理されている
医療機関で使用される薬剤は、厚生労働省の認可を受けた医療用品など、信頼性の高いものが選ばれています。
患者さんの歯のエナメル質の厚みや質を診断し、それに基づいて薬剤の濃度や光の照射時間を微調整します。歯への負担を抑えながら、効果をしっかりと感じられるバランスを見極められるのが医療ホワイトニングです。
痛みや知覚過敏が出た場合も、その場で対処できる
万が一、施術中に痛みを感じたとしても、医療機関なら即座に対応可能です。
薬剤を拭き取って中断したり、しみ止め(知覚過敏抑制剤)を塗布したり、痛みの出にくいモードに切り替えたりと、その場で処置が受けられます。痛みが出たら一人で我慢するしかない自己流とは違い、「痛いと言えば止めてもらえる」という安心感があります。
事前に「どこまで白くなるか」を共有できる
安全というのは、身体的なことだけではありません。「思ったより白くならなかった」「ムラになった」といった心理的な後悔を防ぐことも、広い意味での安全と言えるでしょう。
医療機関では、施術前に現在の歯の色をシェードガイド(色見本)で確認し、変化の目安を共有します。また、テトラサイクリン歯のように白くなりにくい歯質であれば、その事実も隠さず伝えます。
事前に期待値のズレを修正し、納得した上で施術を受けられるため、「騙された」「失敗した」というネガティブな感情を抱くリスクを減らせます。
Oh my teethのオフィスホワイトニングが“選ばれている理由”
こうした医療機関ならではの安全性を重視したサービスの一つとして、Oh my teethのオフィスホワイトニングがあります。
Oh my teethでは、必ず国家資格を持つ歯科医師や歯科衛生士が事前に口腔内をチェックし、トラブルのリスクがないかを確認します。
使用する薬剤も医療用のものを適切に管理し、痛みへの配慮を徹底しています。「とにかく白くすればいい」ではなく、健康な歯を守りながら理想の白さを目指す姿勢が、多くの方に選ばれている理由です。
「まずは自分が受けていいかどうかを確認したい」という方は、公式LINE から気軽に相談することも可能です。
Oh my teethのオフィスホワイトニングなら「しない方がいい人」でも相談できる
ホワイトニングは、すべての人が同じ方法で受けられる施術ではありません。歯や体の状態によっては、「今はしない方がいい」と判断するケースもあります。
Oh my teethのオフィスホワイトニングでは、施術の前に歯や口腔内の状態を確認し、ホワイトニングが適さない場合には無理に進めることはありません。薬剤の濃度や施術方法も、状態に応じて調整しながら行います。
「自分はホワイトニングを受けていいのか分からない」「痛みが出やすい体質かもしれない」
そんな不安を抱えている方のためにLINEでのご相談を受け付けています。いきなり予約をして施術を受けるのではなく、まずはリスクや適性を聞くだけでも構いません。
不安がある場合は、まずは相談だけでも問題ありません。
ホワイトニングを受けるべきか迷っている方へ。
- 自分の歯の状態でできるか
- 痛みが出やすい体質か
- 今はやめた方がいいか
施術を前提としない相談をLINEで受け付けています。







